SOUND Canvas for iOS
〜RolandのiPhone/iPad用音源〜
DTM創生期のユーザーは「懐かしいな〜」という気持でいっぱいだと思いますが、2015年01月にRoland「SOUND Canvas シリーズ」がiPhone/iPad用音源『SOUND Canvas for iOS』として復活しました。
このシリーズは1991年に「SC-55」を発売して以来、DTMユーザーのエントリーモデル的な音源としての役割を果たしてきました。さすがにまったく使用していませんが、わたしの家にもまだ「SC-88Pro」があります。
SOUND Canvas for iOSの特徴
豊富な音色と音色マップ
SMFプレーヤー内蔵のソフトシンセ『SOUND Canvas for iOS』は、高音質でMIDIファイルを再生することのできる、1,600音色/63ドラムセットの豊富な音色と、シリーズ互換の音色マップを搭載しています。
ローランドのスタンダード音源「SOUND Canvas」と言えば「GS規格」ですが、音色マップは「SC-8820」「SC-88Pro」「SC-88」「SC-55」の4種類を搭載しています。もちろん「GM2」「GM」の音色マップも搭載しています。
そのため、様々なフォーマットのStandard MIDI File(スタンダードMIDIファイル)を再生することができます。
エフェクトはリバーブ/コーラス/ディレイ/2バンドEQに加え、64種類のインサーションエフェクトを内蔵しています。
外部音源として使用
Core MIDIに対応しているので『SOUND Canvas for iOS』は、iPhone/iPad対応のMIDIインターフェースと組み合わせることでiPhoneやiPadを外部音源として使用することもでき、音楽アプリや周辺機器との連携することもできます。
楽器練習や楽器カラオケに便利な「プレーヤースキン」だけでなく、音楽制作に使いやすい「SOUND Canvasスキン」も搭載していますが、注意点として、音色のエディットとインサーションエフェクトのエディットを『SOUND Canvas for iOS』は行うことはできません。
SOUND Canvas for iOSの詳細スペック& 最安値情報
音質的に考えてもDAWの拡張音源として考えている人は少ないと思いますが、2,000円という価格を考えると、話のネタには良いのではないかと思います。
無料の別アプリ「Roland Music Data Browser」を使えば、高品位なミュージック・データを簡単に購入することができますので、Roland(ローランド)のiPhone/iPad用音源『SOUND Canvas for iOS』に興味のある人は、以下の詳細スペック & 価格情報で確認して下さい。
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