音楽制作ツールは必要か?
〜自宅スタジオ入門編1〜
鼻歌であったり、弾き語りで作曲している人で、その状態で満足している人、知人などで、周りに形にしてくれる編曲家などが居る人は、DAWやDTMのような音楽制作ツールは必要ないと思います。
しかし、ほとんどの方が自分で作曲したモノや、作詞したモノをしっかりとした作品にしたいと思っていても、上記のように誰かにしっかりとした形で、編曲してもらえる環境をお持ちで、自分の望むレベルの作品になっている方は、ごく少数だと思います。
作品にしてくれる人を探す
ネットだと一定レベルがないと厳しい
現在、プロ、アマ問わずオンラインで音をやりとりするの当たり前となってきたこともあり、曲をしっかりとした形にしたくて、ネットで作品にしてくれる人を探そうとしいる方も多いと思いますが、ネットだと「オンラインBAND」で取った統計でも出ていますが、送られたデモ音源が鼻歌や、弾き語り、コード指定で自動伴奏してくれる程度の作品だと、ほとんどの場合はまったくと言って良いほど相手にされていません。
これはボーカルにも言えます。ボーカルも最低限の録音環境がないと、作曲や編曲をする人に何のメリットもないので、参加者にデモ音源を聴く前に素通りされてしまっているのが現実です。
この理由は作曲は確かに5〜10分程度でできる場合もありますが、さすがに歌入れや、編曲、ミックスダウンなどはそういう訳には行かず、時間が掛かるので顔も性格も知らない人のためにボランティアで無料で手助けしてあげよう考えないからです。
オンラインBANDは市販レベルまで音を持って行っていて、かなりレベルがあるので最近は事前にデモを聴かせてもらい、一定レベルのない方の参加をお断りさせてもらっています。
自分で作曲から編曲、歌入れまで
上記した通りレベルの高いクオリティーを求めている方ほど、作曲でも、編曲でも、ボーカルでも、何かをしてもらうのであれば、相手に実力を認めてもらい、それに見合う何かをしてあげられなければなりません。
それが無理であるならばネットでメンバーを探すのは難しいです。そのため現時点で音楽制作の知識がない方はネット上ではほとんどメンバーが見つからないと考えるのが妥当だと思います。
しかし何も人に頭を下げて頼まなくても、自分で作曲から編曲、歌入れまでしてしまえば良いのです。自宅録音の環境が整った現在ではDAWソフトを使えばそれが可能です。
今までに自分の思い描いたような作品にならないで悔しい思いをされてきた方などは、自分のなかにある断片的なモノを形にするために、DTMソフトやDAWソフトをはじめとする、音楽制作ツールを揃えることをオススメします。
そしてある程度、楽曲制作出来るようになったら、より高いレベルを求めてネットでメンバーを探せば良いと思います。その時はきっと一目置かれる存在となっているハズです。
<注意事項>
このページ「DTMやDAWソフトなどの音楽制作ツールは必要か?」は2006年に作成した記事です。参考までに残しておきますが、今後は更新しませんので、最新記事は「DTM・DAW宅録スタジオ構築ナビ」の「初心者のための宅録スタジオ・ガイド」を参照して下さい。
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