作詞の基礎講座9
〜作詞家としての道を切り開く〜
作詞をする方には、ストリーテラーとしてのセンスだけではなく、並大抵ではない言葉や、その響きに対するセンスが要求されるということが理解できたと思います。
また職業としての作詞家の道を選んだ方は、ボーカリストの特徴を把握して、ボーカリストの良さを最大限に引き出してあげようと、日々努力しています。その結果として、アーティストやスタッフから信頼されて、単発ではなく長い期間に渡り、作詞を依頼されることになります。
作詞家としての道
作詞家も歌えたほうが良い
作詞家だから歌えなくても良いと思っている人も居るかもしれませんが、作詞家でも書き上げた詞の字余りや字足らずを確かめたり、イントネーションを確認するためにも歌えたほうが良いです。ほとんど触れられることはありませんが、職業として専業で作詞家をされている方でも、昔はシンガーソングライターで、自らも歌っていたという方も少なくは…(つづきを読む)
作詞オンリーで生きる道
上記してきたようなことからも推測できると思いますが、言葉のプロであるはずの専業の作詞家は本当に少なくなってしまいました。効率の良い作業をしているシンガーソングライターや、作詞、作曲をともに自分でする作編曲家、作詞を兼ねるボーカリストが多いなかで、専業で作詞オンリーで勝負をしようとしている人が、彼等と同じラインの上に立つためには…(つづきを読む)
作詞家の道を切り開ける可能性
作詞だけで職業としての作詞家の道を切り開くことは本当に難しいんだと思った方が多いとは思いますが、数多く居る作詞家志望の大多数の方は、これらのことを知らないままに、「作詞」ではなく「作詩」をして、「何かを表現している」という恍惚感に浸っているのですから、このページを読んだ方は、もうそれだけで作詞家として、1歩も2歩もリードしたと…(つづきを読む)
作詞の基礎講座の結びに変えて
自分の可能性とポテンシャルを信じる
状況を見て文章や例題を付け加えることもあると思いますが、とりあえずは作詞の基礎講座はここまでです。
管理人は仕事でも作詞をしますが、基本的には作編曲家です。かなりの運と出会った人に恵まれたということもあり、生活として成り立ち一般に勤めている方よりも早くマイホームも手に入れることができました。
なぜ音楽を生活の手段に選んだのかというと、昔ゲームセンターでやった占いのゲームで音楽関連の仕事に向くと出たからです。かなり単純かもしれませんが人が何かを目指すのはそんな些細なキッカケからではないでしょうか。
占いはともかくとしても、作詞だけではなく、どんな道でも自分の可能性とポテンシャルを信じることが成功への秘訣だと思います。作詞家で高みを目指している方はがんばってください。
ここまでの作詞講座を読んできた方は、作詞家としての道を切り開くためにメロディー先行での作詞ができる場所が必要なことに、すでに気付いたと思います。そういうことで次は本格的な作詞活動をしようとしている方に向けた「作詞のステップアップ講座」に移ります。