ミックスダウンのコツ1
〜メインパートを明確にする〜
オケを先にミックスして、その後にボーカルトラックを乗せる方法で、上手く行くのは、あらかじめボーカル声質などを把握していて、オケミックスの作業の段階で、特定の帯域に音が集中しないように、ボーカルの入るスペースを空けているからです。
オケが家ならボーカルは?
よくミックスダウンは「ベースやドラムが土台で...」と言うように楽器を家のパーツに見立て、家を建てることと、同じというように例えられます。
人は家を建てるとき、建設中に何度も建設現場に足を運ぶと思います。それはやはりその家に快適に住みたいと願うからだと思います。ミックスダウンの過程では、オケが家なら、ボーカルはその家に住む人という風に考えれば良いのではないでしょうか。どれだけ家が立派でも、住んでいる人が、快適に過ごせなければ、良い家とは言えません。ミックスダウンも同じです。
オケを完璧に仕上げてしまうと、歌の入るスペースはなくなってしまいます。どんなに立派なオケでもボーカルが聴こえずらければ、失敗ミックスと考えて良いと思います。そのため歌モノのミックスでは、快適にボーカルが聴こえるように、ボーカル中心に考え、歌の入るスペースを必ず作っておく必要があります。
主役はボーカルトラック
今までミックスダウンが上手く行かなかった方はミックスダウンを始める前に、まずは楽曲でメインとなるパートを明確にすることから始めて下さい。言うまでもなく、歌がメインの曲での主役はボーカルトラックです。 慣れてしまえばある程度は勘が働くようになり、歌の入るスペースを意識してミックスするようになりますが、こればかりは経験なので、失敗のなかから覚えて行くしかありません。
ただしポイントをつかめないままに、闇雲にミックスダウンの作業を繰り返しても、「ミックスダウンの落とし穴」にハマルので、ミックスダウンのコツ2 〜メインパート中心に処理をする〜」を参照して下さい。
音源を見直す
ミックスダウンがどうのこうのと言う前に、根本的にドラムやベースをはじめとする楽器の音が貧相だと、「ミックスダウンのコツ2」も意味がないので、ソフトシンセなどの楽器の音を充実させましょう。
ドラムの音だけでも、今使用している音源と差し替えるだけでも、かなりリアルになり、曲のクオリティーも上がります。
