作詞の基礎講座2
〜メロディー先行での作詞のほうが良い理由〜
作詞講座1の作詞家の心得編でも書きましたが、ポピュラーミュージックにおいて、詞は大変に重要です。どんな良い曲で、どんなにボーカルが素晴らしくても、詞が悪いとすべてが台無しになってしまいます。
当サイトにに寄せられた質問メールで、多かったのは「詩」と「詞」の違いについてと、メロディー先行での作詞についてです。「詩」と「詞」の違いについては「作詞家の心得編」で触れたので、今回はメロディー先行での作詞について説明します。
この作詞講座ではどうしてメロディー先行での作詞の方が良いのかということを中心に例を出して説明したいと思います。
詞先をおすすめできない理由
ネット上でも「私の詞に曲を付けて下さい」という作詞家志望の方をたくさん見かけます。もちろん詞を「書きたい」という気持や、「書く」と行為自体は作詞家の道を志す人にとって、とても良いことだと思いますが、シンガーソングライターの方や、趣味でやっている方は別として、作詞オンリーで上を目指している方には、正直なところあまりおすすめする…(つづきを読む)
作詞が先だと
詞先での曲作りには言葉のリズムや響きの問題など、いろいろな制約が生まれてしまい、後から変更などの融通が利かないため、曲自体がつまらないモノになる可能性が非常に高いです。例えばバスケ、サッカー、野球でも種目は何でも良いですが「重要な大試合の前の選手の気持になって曲を作って下さい。」と依頼されたとします。このようなシチュエーションで…(つづきを読む)
曲が先だと
それに対してメロディー先行で詞を付ける場合だと、曲全体がすでにできているので、メロディーに対して言葉を考えながら付けて行けば良いのです。メロディーによって「僕たちは必ず勝つんだ」を「必ず勝つんだ僕たちは」に変えることも可能ですし、「僕らは絶対に勝つ」、「僕たちは負けやしない」、「この勝負だけはけして譲れない」、「勝つために…(つづきを読む)
メロディー先行での作詞の利点
またメロディー先行での作詞の利点はそれだけではありません。作詞が先の楽曲制作と違い、メロディー先行での作詞の場合は、「言葉の数」、「リズム」、「響き」などの関係で、メロディーの一部を変更したい場合における微調整も容易で、非常に融通がききます。言うまでもなく、この微調整でも作詞家のセンスが問われます。このような理由から、作詞を…(つづきを読む)
