作詞のステップアップ講座3
〜作詞家の花道と専業作詞家の必要性〜

多くのリスナーに楽曲を聴いてもらい、武道館や、東京ドームなどでライブを行うことが、バンドやソロシンガーにとっての花道かもしれません。それでは専業の作詞家としての花道とは何でしょうか?

長年に渡り第一線にいるアーティストというのは、アルバムを制作する毎に、同じことは繰り返さず、明確なコンセプトを持ち、時には原点回帰をしながら絶えず進化しようとして行きます。

作詞家の花道はアーティストの「第〜番目のメンバー」と呼ばれ、アーティストから信頼されて、単発ではなく長い期間に渡り、ピンポイントで作詞を依頼されることと、カバーブームにより、曲というのは同じ歌詞であってもアレンジやボーカーリスでいろいろな表情を見せることを再確認させられている方も多いとは思いますが、時代が変わってもえても、いろいろなアーティストに名曲として歌い継がれて行くことだと思います。

作詞ステップアップ編03

作詞家 小室みつ子

小室みつ子さんを鈴木あみさんの「BE TOGETHER」でその存在を知ったという方も居ると思いますが、小室みつ子さんはカーリー・サイモンから取ったペンネーム西門加里の時代から、TM NETWORKが売れる前の初期の頃から、TMの楽曲の作詞を担当していました。そしてTM NETWORKブレイク後の映画の主題歌や、ストーリー仕立てのアルバム「CAROL」などの作詞も任されています…(つづきを読む

作詞家 松井五郎

氷室京介さんの主に初期の楽曲に作詞家として携わっている松井五郎さんは、小室みつ子さんと違い、氷室さんと仕事をするようになった頃には、すでに作詞家としてのキャリアと実績がありましたが、完璧主義者で知られる氷室京介 さんが認めた作詞家です。氷室さん自身もBOOWY時代は作詞をしていました。その巧みな言葉使いは抜きん出ていて…(つづきを読む

専業の作詞家の必要性

カラオケブームなどで、ストレートで分かりやすい歌詞がビッグセールスを生み出した90年代から、着うたなどにより多くの人は、サビしか聴いていないのではないかと思える傾向もあります。それらの理由からも本当に専業の作詞家というのは少なくなってしまいましたが、少子化の影響や、不正コピーなどによりCDの売り上げも停滞して、縮小傾向にある…(つづきを読む

 
 

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