編曲するメロディーを聴き、制作環境を整える
〜スタンダードな楽曲アレンジ・ナビ1〜

まずは編曲の作業を始める前に準備しましょう。自分のできる範囲で、DTM・DAWソフトをはじめ、音楽制作ツールを少しずつ揃えて行くと良いと思います。音楽制作ツールに関しては自宅スタジオを作ろうを参考にして下さい。

編曲する素材の音を聴く

まずファイル1を試聴してみて下さい。このメロディーがこの講座の素材となります。これは7年くらい前に購入したZERO-Gの5人のヴォーカリストをフィーチャーしたヴォーカルのサンプリングCD「CE18 ROCK&POP VOCALS」です。このサンプリングCDのヴォーカルを使っていろいろと説明して行きたいと思います。


ファイル1にはなぜボーカルの他にドラムが入っているかというと、サンプリングCDは素材そのままでは公開することができないからです。

このサンプリングCD自体を今までに楽曲制作に使ったことがなく、こんな形でお披露目になるとは、購入したときは思ってもいませんでした。また大変に驚いたのはまだこのサンプリングCDが販売されていたということです。

制作に使用するDAWソフト

メールを頂くなかで、「金銭的に厳しい」という方が多いので、この講座では外部音源は使わずにソフトウェア音源のみと、エフェクターもサードパーティー製品中心ではなく、DAWソフトに標準装備されているプラグイン中心に使用したいと思います。

まず使用するDAWソフトはMOTU ( マークオブザユニコーン )の「Digital Performer」を使用します。このソフトとの付き合いは長く、まだオーディオが使える前のPerformer時代から使用しています。

初心者の方を中心に編曲を説明するなかで、右のDigital Performerの最新版を使用すると、いきなり金銭的なハードルが高くなってしまうので、この講座では2世代前のDigital Performer3.1を使用して制作します。今ではもうほとんど使わなくなったMac OS9版です。

初心者にやさしいDAWソフトで紹介しているソフトでも同等もしくはそれ以上の楽曲制作ができるので、DAWソフトを導入しようとしている方は参考にしてみて下さい。またその他に必要な音楽制作ツールは順次書いて行きますが、基本的にはDAWソフトだけでも大丈夫です。

編曲に必要なパソコンのスペック

DAW環境での楽曲制作を考えている方は安いパソコンでも良いので、快適動作の高性能推奨モデルみたいなある程度スペックを重視してパソコンは選んだほうが良いです。

ソフトシンセがメインでの作業を考えている方はメモリーは1GBでハードディスクは160GBはあったほうが良いです。詳しくは「音楽制作向きのパソコン」を参考にして下さい。

次の「編曲講座2〜メロディーをDAWソフトで起こす〜」はメロディーを視覚的に確認するために、メロディーをDAWもしくはDTMソフトで起こして、MIDIデータにします。


編曲講座2 〜メロディーをDAWソフトで起こす〜